2008年10月30日木曜日

ジャンクスキャナのレンズ その2

前回ジャンクスキャナGT-8200UFから取り出したレンズを使って無限遠撮影し、他のレンズと比較してみる。スキャナのレンズって何となく解像度が高そうな気がする!

ジャンクスキャナから取り出したレンズ。
推定焦点距離 40mm。
口径から推測されるF値は約F5 (実測F5.6半)


D80に取り付けた状態。
外側からBR-2リングL39改
EL-Nikkor 80/5.6のLマウント部分のリング
フィルムケースの筒+セロテープ
フィルムケースのフタに穴を空けねじこんだ今回のレンズ。
フィルムケースの筒は挿しこんであるだけなので、
これを前後させてピント合わせをおこなう。

画角の確認。35mmと50mmの間なので40mm程度のようだ。ISO感度とシャッタースピードは一定なので、画像の明るさから判断すると、ジャンクスキャナのレンズはF5.6半~F6.3で撮影したものと同じくらい。

中心部の拡大画像で4本のレンズを比較。
左上:ジャンクスキャナのレンズ  右上:ニッコールオート35/2.8
左下:AF50/1.4D  右下マイクロ55/3.5

さて、解像度はというと、実は大したことない。今回の4本の中では完璧に最下位である。等倍ではボケボケだ。 このスキャナはA4短辺幅の原稿を1600dpiの解像度で読み取ることができ、ラインCCDは見たところ2インチくらい。計算が正しければ必要なレンズの解像度は62.9本/mm。ていうことは、カメラ用レンズならダメダメだ。極端にオーバースペックのレンズが付いているはずがない。
結論:ジャンクスキャナのレンズは大したことない。

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