2008年10月9日木曜日

カラーネガフィルム複写時の光源

カラーネガフィルムを複写した際、反転時に暗部がオレンジ被りする問題が解決できない。今のところ、複写時にフィルムのベース部分のオレンジでWBを採取していることにより、D80の青色のダイナミックレンジが狭くなることが原因だと考えている。ネガフィルムのオレンジ色はは非常に濃く、WBのプリセットで対応するのは無理があるのだ。これを緩和させるために、複写時の光源を青くしてみることに。スライドコピアの散光板に青いフィルターを貼ってみた。

古いゼラチンフィルター(CC50B)半分に切ってネガに乗せてみる
重なった部分はグレーっぽく見える

反転するとネガのベース色と似ている


このフィルターを2枚重ねにし、WBを5000°Kで複写すると反転後の色がより自然な色になる。また、この状態でベース部分でWBを採取し複写すると、反転後は青かぶりが強くなるが、暗部のトーンはより自然で、暗部がオレンジかぶりする現象が抑えられる。最適な組み合わせについてはまだ研究中だ。

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